東京オリンピックが開催された1964年、素肌畑の創始者、片山芳枝は外資系の大手化粧品メーカーに入社しました。
高度経済成長期のさなか、東京の女性たちが美を彩る新たな化粧品に熱い眼差しを送っていた時代です。片山は当時、20歳代半ば。
国内の化粧品メーカーの販売員として実績を挙げていたことを評価されての大抜擢でした。
採用されたのはメイクアップ商品を中心にブランド力の高さで欧米市場での地位を獲得した化粧品メーカーでした。片山はデパートの売り場に立つ販売員の教育を担当。
外資系メーカーが日本で市場を開発するのにともない、商品の素晴らしさをお客様に伝えられるスキルを販売員たちに教育していきました。